PROJECTS

研究プロジェクト

研究プロジェクトのご紹介

起業プロジェクト

起業の促進要因と起業パフォーマンスの決定要因についての定量的探求

本プロジェクトの主眼は、起業を通じたイノベーションの創出プロセス及びそのメカニズムに置かれている。イノベーション創出のひとつの形態は起業である。しかし、どのような個人の特性もしくはチームの構成がアイデア創造、ひいては企業の設立に影響を及ぼすかは必ずしも明らかにはなっていない。加えて、どのような法制度や補助金などの制度設計がそれら起業活動を促進するかを議論した研究も限定的である。本プロジェクトは、組織行動理論や制度理論をベースとして、それらの問題に取り組んでいく。

失敗からの学習プロジェクト

「失敗からの学習」を促進する要因の定量的探求

「失敗は成功の母」と言われるように、失敗がイノベーションへと結実することもある。裏を返せば、イノベーションを創出するには、いかに失敗から学習し、次の試行へとつなげていくかが鍵となる。本プロジェクトの目的は、そうした「失敗からの学習」のプロセスを明らかにすることにある。個人やチームがどのように失敗を認識し、そこから何をどのように学習しているのか、またそうした学習をいかなる企業制度が促進するのか、という点に本プロジェクトの主眼が置かれている。それらの問いに対して、本プロジェクトは、実験室実験やフィールド調査(起業チームと理工系研究室を対象とする)を用いてアプローチしていく。

連携構造プロジェクト

個体間の連携構造とイノベーション創出の関係性についての定量的探求

イノベーションを創出する上では、異なる知識を持つ個人やチーム、企業との連携が重要になる。しかし、どのような連携が効果的かという点は、更なる分析が求められている。本プロジェクトは、ネットワーク科学の観点から上記の問題にアプローチする。特に、時系列の企業データおよび特許データを用いることで、どのような連携構造がその成果の生産性と革新性を高めるのかを定量的に分析する。

社会制度プロジェクト

企業、研究組織のイノベーション創出に社会制度が与える影響の定量的探求

必ずしもすべてのイノベーションが社会に広く普及していき、大きなインパクトをもたらすとは限らない。換言すれば、多くの主体に採用されるイノベーションとそうでないイノベーションが存在するということである。本プロジェクトは、イノベーションの採用に係る個別主体の意思決定に対して社会的・文化的要素が与える影響を分析する。具体的には、主体個別のアイデンティティやステータス、年齢(企業の創立年数)などの影響に注目し、定量的な分析を行う。